■カイダックは、バイク・カー用品の補修製作に適し、ヒートガン等で加熱して成型ができる衝撃に強い補修材。

カイダックは、バイク・カー用品の補修製作に適した補修材です。　ヒートガン等で加熱して成型ができ、衝撃に強いアクリル変性高衝撃塩化ビニル樹脂です。 高い耐衝撃性に加え、すぐれた成形性、耐薬品性、難燃性など多くのすぐれた特性を持つのがカイダックです。オートバイのカバー類やフェンダー、バイクパーツ、その他ホビー、RCカーバンパー、ナイフシース、ホルスターなど、自作部品のDIY製作やプラスチック部品の補修など、成形材料として、さまざまな用途に使用できます。

「カイダック成型用品セット」を一緒にご購入頂ければ、基本的なバイクパーツの製作は可能。「カイダック成型用品セット」は★お得なセット価格★での販売になります。　カイダックと一緒にご購入をお奨めします。

■カイダックを使った製作例

カイダックで各種パーツ製作	セロー250	フロントゼッケンプレート
リアフェンダー	セロー250　エンジンケースカバー	montesa cota315R
リアフェンダー	クラッチケースカバー	ダイナモカバーガード
スイングアーム　ブレーキローターガード	フェンダー ガード類	ブレーキディスクガード
スプロケットガード	ライトカウル	ライトカウル複製
チェーンカバー	フロントフォークカバー	リアフェンダー裏サポート

■強度と成形性、トータルバランスにすぐれた「カイダック」

カイダックは、ポリカーボネートに匹敵する高い耐衝撃性に加え、すぐれた成形性、耐薬品性、難燃性など多くのすぐれた特性を持つアクリル変性高衝撃塩化ビニル樹脂板です。　産業用では、鉄道車両の内装材、医療機器、OA機器のカバーなどの成形材料としてさまざまな用途に使用されています。

■カイダックのサイズ、カラー等について

商品サイズは、縦横：1000mmx500mm　　厚さは、1mm、2mm、3mm　※5mm（ホワイト、ブラック）が追加になりました。

この大きさであればオートバイのリアフェンダーも作れますし、通常の宅配便で送るにはこのサイズが限界です。これ以上大きいと置く場所にも困りますし収納するのもギリギリ許せる範囲のサイズかと思います。

カラーは、ホワイト、ブラック、グレイ、ブルー、レッド、イエロー、グリーン、オレンジ、透明クリア、透明ブラウンスモークがございます。板厚はホワイト、ブラック、グレイは1mm、2mm、3mm。　ブルー、レッド、イエロー、グリーンは2mmと3mm。　オレンジは3mmのみ。　透明クリアは2mm、3mm　　ブラウンスモークは3mm厚のみとなります。　※5mm（ホワイト、ブラック）が追加になりました。

※ホワイト、ブラックの1mm、2mm厚は常時在庫するようにしてますが、在庫切れの場合は発送までに1週間ほど掛る場合がございます。他のカラー、厚さも1週間ほどで発送できると思いますので、何卒宜しくお願い致します。

　※5mm（ホワイト、ブラック）が追加になりました。

　カイダック　各色

■カイダックの表面、裏面

透明系以外のカイダックは、ツルツルとした面と凸凹したシボ加工された面があります。通常シボ加工された面を表側にしてキズが目立たないようにしますが、使用箇所用途に合わせて表裏を使い分けると良いと思います。 ブラック系は成型時の荒も目立ちますし傷も付き易いので、ガード類を作る場合はザラザラしたシボのある面を表にして成型しています。マットな感じで好きです。　ブログの製作レポートを参考にしてみて下さい。
※ツルツル面側の傷は保証対象外となりますので、何卒ご了承下さい。

ツルツルした面

凸凹のあるシボ加工された面

透明クリア、透明ブラウンスモークは、表面裏面ともツルツルで透明です。表裏面に青い保護シートが貼ってあります。

透明クリアには、青い保護シートが貼ってあります。

透明ブラウンスモークには、青い保護シートが貼ってあります。

■カイダックを使ってみました。

カイダックは、DIYでアイデアが広がるプラスチック素材です。
今までできなかったことが自分で作れる様になり、パーツを自分で作ること自体が楽しくなってきます。 アクリル板は金切りバサミで切ると割れてしまうことがあるのですが、カイダックは粘りがあるので割れ難い。オートバイのフェンダーやカバーなどのパーツに使用していますが、転倒等で千切れたことはあるのですが割れることはあまりありません。「割れる」のと「千切れる」の違いがわかるでしょうか？耐衝撃性に優れていますので、カバー類の製作にも適した素材です。 ナンバープレート、ナイフや鎌などの自作ホルダー、ケース、レンズフード、バイザーにも使えそうです。

カイダックを実際に使ってみて感じたことについて、メモしておきます。参考にして頂ければ幸いです。

カイダックは、DIYでアイデアが広がるプラスチック素材ですが、成型にはコツが必要です。実際に使ってみて感じたことなどについてメモしていきますので、参考にして頂ければ幸いです。

用意するもの：カイダック、強力万能ハサミ、ヒートガン、カセットコンロ、耐熱グローブ、成型用スポンジ、型、ヤスリなど

強力万能ハサミ、チップソー、糸鋸等で切断することができます。直線的にカットする場合はカギ状になったプラスチックカッターが使えます。

熱を加えることで成形が可能です。加熱にはヒートガン、カセットガス等を使います。裏側から焦がさないようにフニャフニャになるまで加熱して、型になるものに押し当てて成型します。カイダック自体が大変熱くなりますので耐熱グローブが必要です。

カイダックの成型

カイダックで各種パーツ製作

カイダックを綺麗に成型するには、熱したカイダックを型に均一に押し付けることが必要になります。上型と下型で挟み込むのが一番良い方法ですが、１品を作るのに型を作るのは現実的ではないので、型になるパーツと成型用スポンジで挟み込み成型します。平らな場所に「カイダック成型用スポンジ」を置き、その上に熱したカイダックを乗せ、さらに上から型になるパーツをスポンジに沈み込ませる様に押し付けます。カイダックが冷めれば平面部分の成型は完了です。

「カイダック成型用スポンジ」で成型ができなかった部分は、「耐熱グローブ」を使って部分的に修正します。成型が完了した部分を加熱すると、せっかく成型できた部分が平らに戻ってしまいますので注意。 修正部分のみを加熱して型に合わせ、片手でカイダックが動かない様に固定しながら、もう片方の手で成形します。耐熱グローブでカイダックを抑え込むだけでは上手く成形出来ません。手をゆっくり動かして流しながら、シワが出ない様にカイダックが冷えるまで繰り返します。

接着について　カイダック同士の接着には塩化ビニルを接着できる接着剤が利用できます。素材を溶かして接着する溶剤タイプの接着剤ですと、強力に接着する事ができます。写真はイレクターパイプ用の接着剤（サンアロー接着液EY-30）を使って接着したものです。接着液が流れ出るので扱いにくいのですが、48時間置くとご覧のように強力に接着する事ができます。クランプなどで隙間ができないように圧着させる事が大切です。流れ出ると多少変色するので注意。塩ビパイプ用の接着剤も使えます。　ゴム系接着剤は粘度があるので扱いやすいのですが、ボンドのウルトラ多用途SUとGPクリヤーを使った事がありますが、溶剤タイプのものに比べると接着力が弱いです。

イレクターパイプ用の接着剤（サンアロー接着液EY-30）を使って接着してみました。

クランプで抑えて48時間置いてみました。

この通り。折り曲げてみても剥がれません。溶着して完全に接着できています。

補修部材として：　破損部分より大きめに切り出したカイダックを熱し、破損部分に当てて密着するように成型した後に接着剤で溶着します。　ポリエチレン（PE）、ポリプロピレン（PP）などの素材は接着が難しいのですが、カイダック同士の接着は容易ですので、比較的簡単に丈夫に補修する事ができます。

成型したものに熱を加えると形が変わりますから、完成したものに熱を加えないで下さい。逆に熱を加えて形を変える事で、素材を再利用する事ができます。

カバー、ガード類の製作について：　フレームやスイングアームなどの傷付き防止であれば成型がやり易く軽い1mm厚のカイダックで良いと思いますが、ぶつけて破損させてしまいそうなエンジンやブレーキ関係などのカバーは2mm厚以上のカイダックを使っています。プラスチックの板ですから勢い良くぶつけた場合にはカイダックのカバー共々一緒に押されてパーツを壊してしまうことがありそうです。カバーする場所によってはカイダックで作ったガードの内側にクッション材を貼り付けて破損のリスクを減らすようにしています。クッション材は市販されている硬いクッション材や「防水すきまテープ」などを使っています。

洗面所の延長レバー 　前屈みできなくなった家族の為に10分で製作しました。 　接着剤等は使用していませんので不要になったら 　再加熱すれば外す事ができます。

カイダック　ナンバープレートホルダー製作 　カイダックをナンバーに沿わせて折り曲げ一体化しているので、オフロードでの激しい使用でも割れや折れ曲がり難くなります。

■カイダックの詳しい成型方法は、「カイダック成型用品セット」のページ、ブログ等で紹介しています。
参考にしてみて下さい。

＞＞　カイダック掲示板

※いろいろ試行錯誤しながら使っていますので、良い情報がありましたらお寄せ下さい。「こんなものを作ってみました」のカキコミも歓迎です。情報を共有できれば嬉しいです。

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■カイダックの成型に必要な工具類です。カイダックと一緒にご購入をお奨めします。